作品紹介
覚めない夢は無い。
けれど、夢を見なくなる事もない。
内藤透は、「これは夢だ」と気づいてしまう夢・明晰夢に悩まされていた。
冬に起きた事件をきっかけに、その幸せな悪夢は終わったはずだった…。
「終わっていないのではないの、これは新しい夢。」 と最愛の悪夢のカタチは甘く囁く――
これは甘くて幸せな、終わりに向かう夢のお話
キャラクター
過去から帰ってきた少女
鳥海 有子(とりうみ ゆうこ) CV:北見六花
透のクラスメイトで、長期入院により闘病していた少女。
あるきっかけにより、快復に向かい短期ではあるが退院した事により学園に復帰した。
読書が趣味、というか病室で許された事しか趣味が無く、また若干世の中を斜に見て居る所があるが、あらゆる意味で耐久力が無い。
何故か透に対して言いようの無い感情を抱いている……?
「ボクが一体何をしたというんだい」
面倒見の良い妹な幼なじみ
蓮乃 咲(はすの さき) CV:青山ゆかり
透たちの幼なじみ。
昔は素直な良い子だったが、ある時期を境に幼なじみである透を兄と呼び、面倒をみるようになっていった。
時折、女として透を手練手管で絡め取るような行動をとるけれど、完全に無自覚。
ブラコンでも無ければ、面倒見が良すぎて貧乏クジを引き続けて居る。
「まったく、本当に。どうしてこんな事になっちゃったのかしら」
頼りになるけど困ったセンパイ
弥生・B・ルートウィッジ (やよい バーナード) CV:風音
透の先輩で科学部部長の帰国子女。
名の通りハーフで、日本とイギリスを行き来している。
人前では落ち着いた頼れる先輩として振る舞っているが、身内しかいない所ではその弱みを存分に見せ、そして甘えつつ付け込んでくる。
最近、素直に笑えるようになってきたというが――。
「人生、思った通りに行くなら何の苦労も無いわ」
血統書付きロック猫
平坂 景子 (ひらさか けいこ) CV:青葉りんご
咲の同級生で学園長の姪。
ギターが趣味で、気晴らしにと駅前で歌っている姿を良く見かける。
父親と折り合いが悪く、気付かれない家出として透や咲の所に泊まりに来る事もある。
ただ、その折り合いの悪さの質も変わってきたようで、余計に困惑していた。
「センパイ相手なら、かまいませんよ」
最愛のトラウマ
舞亜 (まいあ) CV:遠野そよぎ
透の抱える最愛で最悪のトラウマ。
とある一件により向かい合い、落ち着いたのだが……?
「あら、どうしてわたしを見るだけでそんなに不安そうな顔をするのかしら? ふふ、うふふふふ」
後悔の残滓
『彼女』
透と心を通わせ、そして別れを告げた筈の少女。
彼女とはもう二度と会えない筈だったのだが――。